社長Message アーカイブ

2025年9月

やさしさに、少し疲れたら

「やさしいね」と言われると、やっぱりうれしいですよね。
職場で気配りができ、相手の表情や声色の変化にもすぐ気づける
── そんなあなたは、きっと繊細で、本当にやさしい人。

けれど、そのやさしさが、ふと重たく感じるときはありませんか?

同僚の頼みを断れず残業してまで引き受けたり、
家族やパートナーのために自分の時間を後回しにしたり。
「相手のため」と思って動いた結果、自分の気持ちが置き去りになること。

やさしさは、常に湧き続けるものではありません。
特に近しい人ほど「いつもやさしく」いるのは難しいのです。
なぜなら、やさしさには二つの形があるから。
一つは手を差し伸べて助けるやさしさ。
もう一つは相手を信じ、委ね、見守るやさしさ。
後者は一見そっけなく見えることもあるけど、
実は相手を尊重しているからこそできる深い愛情。
私もそんな優しさを目指しています。

働く私たちの日常には、「やさしくしたい」という気持ちと同じくらい、
「こうしたい」という自分の意思もある。
だから、全ての場面で100%やさしくあることは不可能ですし、
できなかった自分を責める必要もありません。

もし最近、やさしさを出すのがしんどいなと感じたら、
それは「そろそろ自分を優先していいよ」という心のサイン。

たとえば同僚からの相談に「今日はごめん、また今度」と返すこと。
休日は予定を入れず、スマホをオフにして過ごすこと。
そんな小さな“自分優先”が、また誰かにやさしくできる力を回復させます。

やさしさは一方通行だと枯れてしまいます。
相手と自分の両方に注ぐことで、ようやく続けられる。

あなたがこれまで、どれほど多くの人を大切にしてきたか。
それはあなた自身が一番よく知っています。
だから今日は、そのやさしさを自分に向けてあげてくださいね。
あたたかい紅茶を淹れ、深呼吸する  そんな時間も立派な「やさしさ」ですよ。

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